たとえば、悟りにつながる意識状態。
たとえば、自然治癒力が高まる心身の状態
たとえば、能力開発を進展させる脳のポジティブコンディション
これらには、皆共通する「それを実現するための理想的な状態」がある。
心と身体はつながっているので、心、意識の状態が、
「理想的な《その状態》」になれば、おのずと身体もそれに呼応していく。
それを実現するには何を与えれば有効だろうか?
それは・・・・
「錯覚」
である。
錯覚によって、脳はだまされ、混乱し、通常とは異なる状況へ誘われてしまうことにより、
通常得られない「意識状態」へと入っていける。
その状態が「理想の状態」なのだ。
先の、悟り、ひとつ採り上げても
通常意識の状態ではエゴが支配的であって、とても悟りの境地など目指せるものではない。
エゴから離れて、思考停止状態になってこそ、
「本来の自分」、真我ともいえる存在と働きが起きだしてくるのだ。
その思考停止状態を導くのが錯覚である。
脳が「アレ? あれ? ARE?」とドンドン混乱していくうちに思考が定まらなくなり、
意識状態が変化してくる。
そう、心理学、能力開発やスピリチュアルで言うところの
「変性意識」
である。
音一つ、トラックを構成している音の成分を分解し、かすかに微妙な「ズレ」を生じさせる。
そのことにより、無意識レベルではその「???」という部分を認知し、錯覚を生じる。
顕在意識ではほとんどわからない。
だから、思考がそこに入り込む余地がない。
そのような中で、音や音の複合が認知される過程で意識が変容していくのである。
そのような背景を持った、ある意味特別な音(トラック)が、先に説明したように一度に1000を超える形で、耳に入ってくるのだ。
錯覚 錯覚 錯覚 錯覚 錯覚・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんなことが自分の中で起こっているなど知りもせず、
「普通にいつものように」音楽を聴いているとリスナーは思っているはずだ。
これだと顕在意識、エゴ、思考も働かず、無意識のブロックも働きにくくなる。
だから、理想的な意識状態へと自然と入っていけるのである。
そんなことを可能にした音楽が今まであっただろうか?
倍音(ばいおん:バイノーラルビート)という技術があるが、開発された技術は、
その多重性と適切な意識状態を誘うのに、理想的な無抵抗性(強制的な感覚はなく自然とそうなる)などの理由を考えると、
その技術よりも複雑でありながら、リスナーにはシンプルである。
新しい技術。
そういっても過言ではない。
さらに、このサウンドの真実は、錯覚を誘う技術が別次元で存在していることを告げている。