イベルメクチンは、北里大学で特別栄誉教授を務める大村智博士が開発に貢献している。
1970年代、北里研究所で研究を行っていた博士は、土壌中で菌糸を放出する放線菌の一種から、化合物「エバーメクチン」の抽出に成功する。
寄生虫などの神経に強く作用し、強力な殺虫効果を発揮する一方、ヒトの神経にはほとんど影響しない。
高い駆除効果とヒトへの安全性を両立しているのが特徴。
このエバーメクチンをもとに、研究資金の提供などで契約を結んでいた米製薬会社のメルクが改良を施し、抗寄生虫薬のイベルメクチンとして商品化した。
畜産など動物の線虫駆除に絶大な効果を示すほか、ヒト用の寄生虫駆除にも用いられている。
2015年にはその功績を称え、大村博士とメルク社の元共同研究者に対してノーベル生理学・医学賞が授与された。
新たなコロナ治療薬として、既存の抗寄生虫薬「イベルメクチン」が期待されている。
国内では製薬大手の興和が7月1日、新型コロナ感染者を対象とした治験を開始すると発表した。
興和は軽症者1000人程度までの規模の治験を年内にも完了し、厚生労働省に承認を求めたいとしている。
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