【言霊】とは人の声だからこそ成立するもの

【言霊】とは人の声だからこそ成立するもの

昔は時々、クラシックを聴いている時期がありました。

迫力のあるオーケストラ演奏もいいのですが、ゆったりと落ち着きたい時などには、

ピアノ演奏や弦楽四重奏といったシンプルで澄んだものを流しながら創作活動をするのが好きでした。

CDという、録音でデジタル化されているとはいえ、

やはり人の演奏による生の楽器の音を収録したものには温かみや有機的な波動を感じられますよね。

 

今はどうかは知りませんが、十数年前に一時期、『速聴』というものが流行りました。

通常の音楽や会話を等倍から段階的にスピードを上げていって

何倍もの速さで聴くことで脳の情報処理能力を上げられるというものです。

自分も自己啓発系の言葉を集めたものと、モーツァルトの名曲を収録した速聴CDを当時よく聴いていました。

しかし、どれも通常スピードで再生しても非常に強い違和感を覚えました。

 

というのも、速聴が生の声や演奏を録音したものではないからです。

 

カセットテープやレコードで音楽を聴いていた世代の方にはよく分かると思うのですが、

速回しをしたら再生スピードも速くなりますが、同時に音程も上がってしまいますよね。

アナログではどうあがいても音程をキープしたままでの倍速は不可能なんです。

 

ですから速聴ではたとえ最初は生で録音したとしても、それをまず一度、

完全にデジタル化処理をするんです。デジタルデータにしたものに、

高価なソフトウェアを使ってさらなるデジタル編集を加えることで、

初めて音程はそのままにスピードだけを上げることが可能となります。

そして、それをCD化という、さらにデジタル化しての録音をするわけです。

 

ですから、そこから最終的に耳に入る時には等倍であっても無機的な作り物の音にならざるを得ず、

それがリスナーに強い違和感を与えるわけです。

 

よくCDよりもカセットテープやレコードの方が音や声に温かみや臨場感があって、

そちらの方が好きだと言われるのは、録音した音声がデジタル化されてない、

まさにダイレクトな生音を限りなく再現するからです。

 

前置きが長くなりましたが、【言霊】あるいは【音霊】は、

人が言葉を発する、音を奏でるからこそ初めて成立します。

なぜならそこにはその人の人生・思想・感情・個性が反映された【魂】が宿るからです。

 

想像してみてください。同じ「ありがとう」でも、人が心を込めて発するものと、

自動販売機などから流れる機械音声とでは、どちらにありがたみや嬉しさや心地よさを感じますか?

当然、人に言われた方がいいに決まってますよね。

 

力のある言葉だからといって、機械音で何万回リピートしようが、

効果を高めるために何千倍速にして連続で流そうが、そこには決して魂も力も宿らないのです。

つまり、永遠に【言霊】にはならないわけです。

 

そんな無意味な機械音を使った自称・言霊再生マシンだと称するモノが世でもてはやされているのは、

何をかいわんやです。

ゼロマザーズでは、『言霊エイト+』という言霊波動発生器を出していますが、

しっかりと言霊の本質というものを大切にして、

収録されている音声は全てプロの声優や、元アナウンサーさんの協力を得て、

丁寧に発音された生声を録音したものを、そのままのスピードで再生してリピートさせています。

 

まさに純粋にして本物の言霊が、24時間365日、

自分に代わって言い間違えることなく延々とリピートしてくれるわけです。

それだけでもとてつもないパワーであることを理解していただけるのではないでしょうか。

 

そして収録されている強力な10種類の言霊を、自分の好みで切り替えることができるので、

使用者本人がまさに言葉の波動を自由自在に操るオペレーターであり、

自身が言霊の魔法使いになれるマシンとも言えるものです。

 

本物の言霊パワーを常に発生し続けていることで、

自分が整い、身近な人々が整い、環境が整い、

いつの間にか自分を取り巻く全てが驚くほどうまく流れが良くなることでしょう。